「島美人という名前の由来はなんですか?」というご質問をよく受けます。
大正8年の創業時は、兵庫県加東郡河合村粟生字島(現在の兵庫県小野市)に
清酒の製造場がありましたので、地名から「島」という字を取り、その後ろに「美人」とつなげて
「島美人」と名付けました。
創始者である北山丈蔵著書、「銘酒 島美人の沿革」には以下のように記されています。
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此の山奥に島美人とは何のいわれなるかと尋ねらるる人あり、
初めは酒の名を当地方の有名なる原野「青乃原」と付けたるところ、
大阪の有力なる酒問屋連中曰く「青乃原は酒の名として面白くない、鬼でもでそうな」と大笑い、
「それよりもやはり女性的な名が宜しい」と注意を受けたるにより、
当地は、昔は島村と云い、現在は粟生字島となれり、また付近の人々は島の酒屋と呼べり故に、
島の字を頭に取り島美人と名付けたり。
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「島」という文字がついていることから
淡路島や沖縄のお酒と思われる方もいらっしゃるようなのですが、
「兵庫県粟生字島」生まれ、「兵庫県西宮市」育ちのお酒です。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。