島美人: 2009年10月アーカイブ

今から1ヶ月程前のことになりますが、10月3日(土)と10月4日(日)に

西宮神社にて第21回宮水まつりと第13回酒ぐらルネサンスが開かれました。

★宮水まつり(10月3日開催)

 西宮から湧き出る、お酒造りに適した水「宮水」への感謝と

 今年も無事にお酒を造れるように祈願するお祭りです。

 時代装束を身につけた西宮神社の祭員や酒造会社の社員等が、

 宮水発祥の地記念碑から西宮神社まで行列します。

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★酒ぐらルネサンス(10月3日、4日開催)

 西宮酒造家十日会の酒造会社が店を連ね、各社の色々なお酒を試飲することができます。

 また、日本酒に合う食べ物の屋台も多く出店されているので、

 朝から晩まで美味しいお酒と出来たてフードを楽しめるにぎやかなお祭りです。

 毎年のこのお祭りを心待ちにされている方が、とても多くいらっしゃるようです。

 島美人も、今年もお店を出しました。

 純米大吟醸85本(完売)、純米酒83本、本醸造生酒原酒137本、生酒原酒210本、生酒336本も

 売れました。お買い上げいただきました皆様、本当にありがとうございました。

 また来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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こちらの樽は二斗樽(容量36ℓ)です。上撰島美人が入っています。

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 杉の樽に入ったお酒は、木香特有のいい香りがするので、ますます風味が増します。

この菰樽は、西宮神社会館で行われる結婚式の鏡開きで用いられています。

気候のいい秋は結婚式が多いシーズンですので、10月はこの菰樽をいくつも準備しました。

ご結婚されるお二人の晴れの日に、島美人を召し上がっていただけることを大変嬉しく思います。

どうぞお幸せに・・☆

「島美人という名前の由来はなんですか?」というご質問をよく受けます。

大正8年の創業時は、兵庫県加東郡河合村粟生字島(現在の兵庫県小野市)に

清酒の製造場がありましたので、地名から「島」という字を取り、その後ろに「美人」とつなげて

「島美人」と名付けました。

創始者である北山丈蔵著書、「銘酒 島美人の沿革」には以下のように記されています。

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此の山奥に島美人とは何のいわれなるかと尋ねらるる人あり、

初めは酒の名を当地方の有名なる原野「青乃原」と付けたるところ、

大阪の有力なる酒問屋連中曰く「青乃原は酒の名として面白くない、鬼でもでそうな」と大笑い、

「それよりもやはり女性的な名が宜しい」と注意を受けたるにより、

当地は、昔は島村と云い、現在は粟生字島となれり、また付近の人々は島の酒屋と呼べり故に、

島の字を頭に取り島美人と名付けたり。

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「島」という文字がついていることから

淡路島や沖縄のお酒と思われる方もいらっしゃるようなのですが、

「兵庫県粟生字島」生まれ、「兵庫県西宮市」育ちのお酒です。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 2009年10月15日にホームページをオープン致しました。

島美人について、日本酒について、酒の町西宮について

ブログを通じて皆様にお伝えしていきたいと思います。

今後ともどうぞ末長く宜しくお願い致します。