日本酒豆知識: 2010年3月アーカイブ

お米には、食用と醸造用があるのをご存じですか?

普段私達が食べているお米と、お酒造りに使うお米は、品種が異なるのです。

食用のお米は、噛むともちもちと柔らかく甘みがありますが、

醸造用のお米は、噛むとぷちぷちとした固めの触感で甘みはあまり感じません。

お酒造りに適しているお米は、酒造好適米と呼ばれています。

酒造好適米の中でも、お酒造りに最も適している言われている、最高峰の品種は「山田錦」です。

「山田錦」の特徴としては、

 ・普通のお米に比べて粒が大きい

 ・お米の中心部にある「心白」と呼ばれるデンプンが大きい

 ・たんぱく質が少ない

 ・茎が長く、風で倒れやすい

 ・稲の病気にかかりやすく、栽培に技術が必要

などが上げられます。

「山田錦」は、全国の生産量の約8割が兵庫県産です。

島美人の中で、「山田錦」を100%使ったお酒が純米大吟醸(720ml 2100円)です。

IMG_1740.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

「山田錦」の外側55%を削り、中心部45%だけを贅沢に使用しています。

半分以上削られたお米は、真っ白で真ん丸で、本当にキレイです。

そんなお米で造られたお酒は、香り高い吟醸香と豊かなコクがあり、ほんのりと甘くて

とっても美味しいです。是非一度召し上がってみてください☆